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深大寺短編恋愛小説公募事業「深大寺恋物語 入選作品集 オンラインショップ
深大寺短編恋愛小説公募事業「深大寺恋物語 入選作品集 オンラインショップ

関東有数の古刹である天台宗別格本山「深大寺」の発祥は、その名前の由来でもある「深沙大王」という神様にまつわる「縁結び」の物語に由来する、と伝えられています。 「深大寺」という歴史あるお寺、その門前に位置する数多くの「そば屋」や「お土産屋」、そして「東京都立神代植物公園」をはじめとする、その界隈の「豊かな自然や花と緑」を盛り込んだ、現代のラブストーリーを2004年から毎年募集しています。 その入選作品集をこちらで販売しております。 (深大寺の授与所または調布駅北口の真光書店でもお求めいただけます) 直木賞作家で、当公募の審査委員長を務めていただいている村松具視先生の、各回の最優秀賞への評価の抜粋をまとめてみました↓↓↓ 【第壱集】 悲しさにユーモアを対峙させ、ちょっと類にない味わい。 【第弐集】 全力少女たる主人公の個性が創作の世界の中で生きている・・・ 【第参集】 眩暈のような時間。名前、色の辞典、幻想の少女・・・が効いた工夫のある作品だ。 【第四集】 二人の語り手が交互に主観を綴る呼吸は、ロンド形式やフーガの技法を思い起こさせ、作品の味わいに拍車をかけてくれる。 【第伍集】 お互いに空洞をもつ同士なのに、その空洞を埋め合う関係になれぬ、もどかしさの連鎖・・・ 【第六集】 ある時間の推移を丁寧に追いながら、そこに読み手の想像をそそるいくつかのポイントを作り、光や音や色についての表現が魅力的で・・・様々な点で抜きん出ていた。 【第七集】 候補作品中、もっとも上質な文章であり、若い女性の恋心が、いくつかの小説的仕掛けともなって紹介されていく。・・・レースのような肌合いの作品だった。 【第八集】 桜の花びらをべったりと貼りつかせた”ウェッジソール”がこの作品のテーマや構成の上でのキーワードだ。文章のテンポもよく、場面によっての色合いの変化もある。 若い世代の断面を描き切ったとは言えないが、私には読んで楽しい作品だった。 【第九集】 この作品のテーマというかキーワードは〝嘘〟ということになるが、実はこれ、下手にいじれば大けがの元となりかねぬ、なかなか厄介な世界なのだ。 そんなことを心配して読んだが、意外にすんなりとクリアできているのは大したものだ。